Round Table (for Living)

リノリウム 丸テーブル
size : Φ1100mm x H600mm
material : Oak , Linoleum (pearl)

ずっと作ってみたかったリノリウムの丸テーブルを製作しました。
リビングでソファに座ってお使いになるということでしたので、テーブルトップの高さが600mmとダイニングテーブルに比べて低くなっています。

無垢のテーブルは集成した無垢材を型を使って削り出せば完成しますが、
リノリウムや突板を使った天板は、丸く成形した後、さらにぴったりと削り出した無垢材を縁貼りするというか難易度がかなり高い加工をしなければいけません。NCルーターのようなコンピューター制御の設備を持たないnomade designではアナログな方法で型を作るしか無いので出来る訳がないと今まで諦めていました。

初めは、無垢の天板で丸テーブルを、と仰っていたお客様でしたが打合せが進んでいくと
『どうしてもリノリウムで作りたい、どうしても丸がいい。』と。。。
どんな依頼の時でも共通する思いですが、
綺麗に作れないかもしれないもの、初めて試す加工などはお客様からお金を預かって製作させていただく以上極力しないようにしています。
その旨をお客様にお話しして、
『 もしかしたら100点の仕上がりは無いかもしれません、ただ僕もやってみたかった事なので精一杯やってみます。』
とお伝えして、ご理解をいただいた上で製作させていただくことになりました。

デザインをする上では、3本脚のリノリウムのテーブルなので
とにかく北欧の巨匠Alvar Aaltのテーブルにはならないようにと気をつけました。デザインをする時にいつも思っていることですが、大好きなデザイナーだからこそ、リスペクトがあるからこそ、まんまになる事だけは絶対やめようと心がけています。

製作過程

リノリウム 丸テーブル
何はともあれ、まずは型製作から。型の精度が仕上がりを左右します。
リノリウム 丸テーブル
成型した無垢材を縁貼りしている様子。
リノリウム 丸テーブル
不安だった丸のリノリウムに縁貼り加工も上手くいきました。8ピースに分割したパーツを縁貼りしています。

 

 

リノリウム 丸テーブル
大きく取った面の逃げと意匠を兼ねて先細りにした幕板を三角形に組んでいます。

今回はお客様の希望でΦ1100mmで製作したのですが、nomade designでは丸テーブルはΦ1200mmが標準サイズなので、いずれΦ1200mmの型も作ろうと思っています。

難しいと思い込んで長年避けてきたことも案外やってみるものですね。
どれだけ考えてもやっぱり出来そうも無い時は、
『できないものはできない、笑!』とはっきりお答えしますが、お気軽にご相談ください。




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