5月末 WD (nmd office project)

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WDとは建築の図面上で表記される言葉でWood Doorのことです。
今回の改装では一部を除き、建具と枠は僕が製作させてもらう事にしました。

ナラ無垢材を使った玄関ドア。
と言ってもテーブルのようにはぎ合わせをして板を作った訳ではないです。
無垢もフラッシュも両方やるからこそのハイブリッドな加工。

板戸の玄関ドアってよく見るんですが、どうもあまり良くない。木材の幅や木目の使い方、目地の入れ方ひとつで雰囲気はがらりと変わるはずです。細かいところにオタクな僕ならではの意匠を散りばめています。

夕方、ヤマボウシの影がドアに落ちて何とも言えずにいい感じです。

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夜、ライトをつけるとまた違った表情を見せてくれます。

この時点で作らなきゃいけない建具、残り5カ所。
仕事しながらの改装はぜんぜん進みません。

4月末 楠の木 (nmd office project)

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建物も少し形になってきた頃、下見を兼ねて造園屋がやってきました。
造園屋さんから、『うちに結構大きなクスを持ってますけど。。』と。
クスという木はとてつもなく大きくなるので住宅建築では敬遠されるようですが、
(最初はよくても後々近所の方と揉めたり)
木は大きければ大きいほど良しとする僕らは二つ返事で
『あっ、もちろんそれいっときましょ!』と。

工房にやってきた楠の木。
まさか本当にここまで大きいとは。
木への移植の負担を減らす為に、これでもかなりの枝と葉を落としてきたそうです。

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もっと大きくなって、こんなサイズ感になればいいのに。

小さい頃、何度も何度も読み返した絵本。
『おおきなきがほしい』

おはなし
「おおきな おおきな木があるといいな。ねえ おかあさん。」
かおるの考えるおおきな木は、こんな素敵な木なのです。
二番目の枝まではしごをかけて、その上は木の幹にぽっかり開いたほらあなの中のはしごを登ります。さらに上にはかおるの小屋があって、台所やテーブルもあります。ここでかおるはホットケーキを焼いて食べたりするのです。
そしてその上には見晴台を作ります。
夏には、おおきな木の上のかおるの小屋は、さぞ涼しいことでしょう。
秋は・・・、冬は・・・、春は・・・。
かおるの想像はどんどんひろがります。

34歳になった今、まさにこういう気分です。

3.14 餅まき (nmd office project)

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天気にも恵まれ、今年一番の快晴でした。
マシュマロ入れ忘れた。

餅まき後は業者さん、日頃お世話になっている先輩など入り交じり30人くらいで宴をしました。

餅まきは楽しいので生きてるうちにもう一回くらいしたい。

2月末 (nmd office project)

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何はともあれまずは解体。
右側、鉄骨倉庫があまりの老朽化の為、
躯体を生かしての改装は責任が持てないとのこと。

解体屋さんという仕事とても楽しそう。
あっという間にさら地になりました。
寒空の下、お疲れさまでした。

工房横改装 (nmd office project)

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2011年2月くらいから一年間くらい打合せを重ねてきた
工房横の改装がいよいよはじまりました。
といっても2012年の2月中頃からです。。
ご報告が今頃になりましたので、ぼちぼちアップします。

写真は改装前の様子。
3~40年前はガソリンスタンドだったそうです。
一番左の倉庫が工房、真ん中と右側を改装します。

さて、これからどう進んでいくのでしょう。

デザイン、設計は公私共々よくしてもらっているDesian nicoの松田和也さんです。
わがままぼんずの僕らと根気強く付き合ってくださってありがとうございます。